Twitterプレゼントキャンペーンで獲得したフォロワーの実態を調査して分かったこと
前回の記事では、Twitterのフォロワーを増やすための常套手段として使われる「フォロー&RTでプレゼント当たる!」を実践した結果をお届けしました。
結果的には、20日間実施して3,460フォロワーを獲得したのですが、キャンペーン終了から1週間が経過して、
- フォロワーはあれからどうなったのか?
- フォロワーはどんな人?
- 獲得したフォロワーはアクティブなのか?
ということを確認したいと思います。
フォロワーはあれからどうなった?
フォローするとプレゼントが当たるかも...という分かりやすいチカラ技なだけに、キャンペーンが終了したらフォロワー外されてしまうのでは?と思いますよね。
実際、キャンペーンが終了して1週間経過後のフォロワー数がこちら
おお...思ったよりも減りは少ない。
3,460→3,450
ということで、キャンペーン終了段階では99%以上はフォローが継続している!ということが分かりました。意外と残っていますね。(わざわざフォロー外すことをリマインドする方が面倒か...)
フォロワーはどんな人?
こういったプレゼントを目的にフォローするユーザーってどんな方をイメージしますか?その正解がここにあります。
今回の分析は、無料で使える「ソーシャルメディア解析ツールのソーシャルインサイト(Social Insight)」を使って結果を見ていきたいと思います。
性別
8割女性!まぁなんとなく、懸賞好きの主婦かな〜というイメージ通りですね。
地域別
関東が多い。以前他のキャンペーンでは大阪が最も多かったという結果を見た気がするけど...。
デバイス別
あら!?PCとスマホが半々...!こりゃ意外!
主婦が、スマホで、懸賞応募している。という状況を勝手にイメージしていました。
スマホよりもPCで効率的に(やはりコピペとかはPCの方が早い!)作業をする、プロ懸賞主婦が多いということではないでしょうか。
アクティブタイム
ここで平均と比較して独特なチャートを描くアカウントはそうそうないですよね。
まとめ
- 8割が女性
- PCとスマホの比率は半々
- よって全体の4割がPCを駆使して懸賞に挑むプロ懸賞主婦である
獲得したフォロワーはアクティブなのか?
なんと言ってもこれですよね。Twitterでフォロワーを獲得することの意味は2つあると思っています。
【1】外見盛れる
これは本質的ではないのですが、「フォロワー多い=すごい」を演出することができます。お化粧で顔を盛ったり、高級車でステータスを盛ったりという、外見イメージを盛ることができるため、その会社や商品やサービスに対し錯覚して「安心感・信頼感」を抱いていただくことができるかもしれません。
また、中の人(Twitter運営者)の運用のモチベーションにも繋がります。
【2】ツイートすることでコストをかけずに宣伝できる
そもそものTwitterをがんばり、フォロワーを獲得する目的はこれですよね。ツイートすることでフォロワーに伝わり商品が売れる。これが理想的な形です。
獲得したフォロワーにはどれだけリーチできている?
それでは、プレゼントで強引に獲得したフォロワーのアクティブさはどうなっているのでしょうか。
キャンペーンが終了したあと、12/2に以下のツイートをしました。
このツイート内容が重要なのではなく、このツイートのインプレッションはいかほどか?ということが重要です。獲得した3,460フォロワーの皆様が、どれだけこのツイートを見ているのか、ということです。
衝撃の結果発表!
現実はこんな感じです。
最近フォローしてくれたばかりの3,460フォロワーの皆さん、懸賞応募だけに夢中でフォロワーのタイムラインなんか見ていません。今回は3RTされていて、そこからのインプレッションもあることを考えると、純粋にこのツイートを表示したフォロワーは200インプレッションくらいでしょうか。
ということは、フォロワーの5〜10%程度にしかリーチすることはできていないようです...。
Twitterプレゼントキャンペーンの効果検証まとめ
- 1度フォローしてくれたユーザーの99%がフォローを継続する
- 応募者の4割がPCで本気作業をするプロ懸賞主婦である
- 応募者の4割がスマホで応募する女性である
- ツイートは、獲得したフォロワーの5〜10%にしかリーチできない
ようするに、プレゼントキャンペーンで獲得するフォロワーの90%は、ガチで懸賞応募にしかTwitterを使っていない(懸賞応募専用アカにしている)ので、1度フォローしたユーザーをわざわざ精査して外さないし、自分のタイムライン(フォローしたユーザーのツイート)も一切見ない。というアカウントであるということを心に留めておいた方がいいと思います。
それでも大手企業をはじめ、みんながみんなこのキャンペーンをやっているあたり、フォロワーの数字って中毒みたいなものなんですね。
どうキャンペーンを実施すれば最も効率よくフォロワー数が伸びるかは、前回の記事に分析結果を載せていますので、併せてご覧ください。