Googleデジタルワークショップを受講し、Google公式アナウンスのSEOノウハウをまとめてみた
以前の記事で、様々なプラットフォーマーが、公式のeラーニングや認定資格を用意していることを書きました。
この度、Googleデジタルワークショップを受講し「デジタルマーケティングの基礎」の認定資格試験に合格し、Googleから証明書を発行してもうことができました。
ワークショップでは、幅広く浅く、オンラインビジネスの基本的なことを学ぶことができるのですが、その中でも「検索」についてどうすることが正しいのかも学ぶことができます。
GoogleのSEOと言えば、200以上のアルゴリズムから順位が決定していて、それをGoogleから外部へ明かすことのない情報ではありますが、ここで学んだ内容は、イコールGoogleが公式的に「SEO対策になるよ!」と明かしていることに他ならないと思ったので、ワークショップの中から抜粋して記載します。
とても基礎的な内容も多いですが、「公式情報」という意味では、SEOにとっての絶対条件でもあるので改めておさえておくといいかもしれません。
- 学習メニュー:検索エンジンへの対応
- 学習メニュー:検索で見つけてもらう方法(SEO第1章)
- 学習メニュー:検索の有効活用(SEO第2章)
- 学習メニュー:検索連動型広告で情報を伝える方法 (検索連動型広告 第 1 章)
- 学習メニュー:検索連動型広告の改善 (検索連動型広告 第 2 章)
学習メニュー:検索エンジンへの対応
レッスン2.検索エンジンの仕組み
文章は他のサイトからコピペせずに、オリジナルの文章を作る
例えば、人気のコーヒーメーカーの説明文が製造元から提供されており、複数のウェブサイトに同じ説明文が掲載されている可能性があります。このような場合、検索エンジンは代表的なウェブページだけを、「インデックス」に登録します。そのため、他のウェブサイトとは異なる、独自の説明を記載することをオススメします。検索結果に表示される可能性が高くなるからです。
タイトルタグはこのページがなんなのかを表す上で最重要
検索エンジンは、タイトルを認識するために「タイトル タグ」と呼ばれるコードに囲まれた領域を認識します。
文章は分かりやすく!
ウェブサイトは、お客様を考慮したわかりやすい文章を記載しましょう。
画像はファイル名やAltで説明を
残念ながら、検索エンジンは、おいしそうなコーヒーの写真をお客様と同じように見ることはできません。
検索エンジンが画像を識別しやすくなるよう、画像には分かりやすい名前を付けましょう。 例えば、image.jpg という名前だと、具体的にどんな写真なのかが、検索エンジンには伝わりません。一方、coffee-float.jpg と言う名前なら、あなたが掲載した写真がどんな写真なのか?検索エンジンにも伝わります。 画像のコードに「Alt タグ」と呼ばれる説明を追加することもできます。
学習メニュー:検索で見つけてもらう方法(SEO第1章)
レッスン1.検索エンジン最適化(SEOについて)
検索された場所に近い情報を優先する
検索エンジンは、検索している人がどこにいるのかも考慮します。つまり、東京から検索している場合には、東京周辺の検索結果を表示するのです。
これに備えて「東京周辺の店舗一覧」「千葉周辺の店舗一覧」など、どこのエリアの情報をまとめたものなのかをGoogleへ教えてあげると優先的に表示されるかもしれませんね。
レッスン2.SEOの計画の立て方
世間で話題になっている関連情報を記事にする
例えば、野菜のオンライン配送サービスを活用したレシピがテレビなどで話題となっている場合、こういった流行の内容についての記事をウェブサイトに掲載することで、見込み客の探している内容への親和性が高くなるかもしれません。これらは、SEO 対策の一環として、定期的に実施することをお勧めします。
ブログで言うトレンドブログに近い考えかもしれません。テレビで急に話題になって強いニーズが出てくるものの、コンテンツが供給されていないので狙い目!ということですね。しかもそのジャンルを検索しているユーザーは見込み客であるという、明日からSEOに活かせる施策ですね。
レッスン3.SEOを継続的に行う重要性
最新情報を反映し続けるための4つの秘訣を意識する
1 つ目は、検索エンジンの仕組みを理解するために、参考となるウェブサイトをチェックする。
2 つ目は、変化に目を光らせる。例えば、大手検索エンジンが携帯電話での検索結果に変更を加えたというニュースを耳にした場合、ウェブサイトを見直す必要があるかもしれません。
3 つ目は、他のお店のウェブサイトからアイデアを得ることです。
無料配送や、ソーシャル メディアの活用、写真を含んだウェブサイトの更新など、他のウェブサイトが行っていることからアイデアを取り入れましょう。4 つ目はお客様と話すこと。あなたのウェブサイトに欠けている内容や必要な機能、お客様が探している製品について、いちばん優れた洞察を持っているのはお客様です。
他のニュースサイトとかを見て情報をチェックしよう!というような、当たり前で突き放すような内容がとても意外でした。。
学習メニュー:検索の有効活用(SEO第2章)
レッスン1.ウェブサイトの最適化
「タイトルタグ」には社名+強調するキーワードを入れる
フルーツと野菜に関するページについては、「フルーツと野菜」という文章をタイトルとメタタグの両方に入れると良いでしょう。例えば、「小林農園 - 新鮮なフルーツと野菜」などです。このタイトルは、ページの内容だけでなく、会社名も表示している、良いタイトルだと言えます。
強調するキーワードについては、タイトルタグだけでなく、メタタグ(discription)にも挿入することが推奨されています。
文章に関連キーワードを使い過ぎるとスパムと認識される
最後に、新鮮なフルーツや野菜に関するウェブサイトを作成している場合、ウェブサイト内の文章にもそれらの言葉を使いたくなるのが自然です。しかし、同じ文章を繰り返すと、検索エンジンからスパムと認識されてしまう可能性もあるので、気をつけましょう。
レッスン2.あなたのウェブサイトと他のウェブサイトの関係性
バックリンクはいまだ無力ではない
検索エンジンも、あなたのウェブサイトの質の高さを示す指標として、バックリンクの数を認識することがある、ということをぜひ覚えておいてください。
質の低いバックリンク(ステマ)は、順位が落ちる
バックリンクを闇雲に増やすことは、決して有益とはいえません。以前は、検索結果での表示位置を上げるためにリンクの量を増やすことに重点を置いているウェブサイトもありました。場合によっては、量を重視するばかりで、自分の製品やサービスとは関係がなく、質の低いウェブサイトからのリンクもありました。質の低いウェブサイトとは、他のウェブサイトへのリンクのためだけに存在していて、関連性がほとんどないようなウェブサイトのことです。検索エンジンは、このようなウェブサイトの評価を低くして、検索結果の表示位置を落とすようにしました。
一般的に言われているように、バックリンクを行うテクニック型のブラックハットSEOはペナルティを課しますよ。ということみたいです。
SNSでの影響力はSEOには関係しない
検索エンジンは、ソーシャル メディアを含め、訪問できるすべてのウェブサイトから情報を集めます。一般的に、ソーシャル メディアにおける人気は、特に重要視されていません。
ソーシャル メディアは、吉田農園の認知度を上げるには良い方法ですが、検索エンジンは「いいね」の数やフォロワー数は認識できないため、検索結果の向上には寄与しません。
SNSやると宣伝にはもちろん繋がるのでやった方がいいですよ、でも検索には影響しませんけど。という言い回しから察するに、本当にSEOとしての効果はなさそうです。
レッスン3.海外を視野に入れた SEO
翻訳ページを表示する場合にはURLも変更する
例えば、ウェブページを、www.example.com/avocado.html としましょう。 ウェブデザイン技術のおかげで、ウェブページに日本語が表示されているとき、訪問者が 1 度クリックするだけで、同じページ内で別の言語に表示を切り替えることができるようになりました。これは素晴らしい機能ですが、残念ながら、検索エンジンはボタンの切り替えを行うことができません。 このような場合、言語ごとに別々のウェブページを作成することが解決策となります。この例では異なる言語を明示した URL とする方が良いでしょう。例えば、www.example.com/avocado/en.html などです。
翻訳内容は自動翻訳では評価されにくい&スパムになることも
検索エンジンは、自動翻訳サービスで作成された翻訳に対して、高い評価をしません。翻訳者への依頼は先行投資かもしれませんが、内容の質を向上させることにより、最終的にはあなたのビジネスにとっても良い結果となるでしょう。
自動翻訳サービスを利用したウェブサイトは、スパムとみなされることがあるため、それも避けるべきです。
なかなか営業マンがいるような翻訳会社に依頼するとコストもかかるので、gengoなどのサービスを使って翻訳原稿を作ることが望ましいですね。
学習メニュー:検索連動型広告で情報を伝える方法 (検索連動型広告 第 1 章)
レッスン2.検索連動型広告のオークションの仕組み
広告ランク=(入札額÷100)×品質スコア
佐藤カメラマンは、400 円で入札しましたが、関連性があまり高くなく品質スコアは 10 点中 3 点とします。岸田カメラマンは 300 円で入札しましたが、品質スコアは 10 点満点です。入札の結果はどうなるでしょうか?
これらの数字を掛けあわせると、佐藤カメラマンの広告ランクは400円の「4」かける3点で 「12 点」となりますが、岸田カメラマンは、上限クリック単価が低いにもかかわらず、広告ランクが30 点となり、入札価格が低いにもかかわらず、岸田カメラマンの広告がより上部に表示されることになります。
章末問題
品質スコアは、LPの内容と広告コピーの関連性により決定する
品質スコアは、ウェブページと広告のコピーとの関連性の高さを測定したものです。たとえば、「靴の激安セール」という広告を掲載したのに、ウェブサイトのページに靴の商品を掲載していない場合は、品質スコアが悪影響を受けます。
なので、むやみやたらとサービスサイトのTOPページへ誘導したり、とりあえず商品購入ページへ誘導するのではなく、広告コピーに最適化したLPが重要だということですね。
学習メニュー:検索連動型広告の改善 (検索連動型広告 第 2 章)
レッスン3.キーワードのマッチタイプ
部分一致で関連の高いキーワードにも広告が出せる(出されちゃう)
検索エンジンは、あなたが設定していないキーワードが検索されたときにも、あなたの広告を表示する場合があります。
例えば、「女性用・帽子」というキーワードを登録した場合、「レディース・ぼうし」という関連したキーワードで検索した人に対しても広告は表示されるかもしれません。
これは、あなたが設定したキーワードと、関連性の高いキーワードに対しても、広告を表示してくれるからです。これは「部分一致」と呼ばれています。部分一致は大変便利な機能です。ビジネスに関係のあるすべてのキーワードを設定することはとても大変です。そのためこの部分一致が存在しているのです。
しかし、部分一致はシステムが関連しているキーワードを判断するため、あなたの商品やサービスと関係ないキーワードに対しても、広告を表示してしまう可能性もあります。
「フレーズ一致」と「完全一致」を使えば制御できる
フレーズ一致で設定するには、キーワードを二重引用符で囲みます。「新宿・風景カメラマン」を「"新宿・風景カメラマン"」にするだけです。
Google 広告では、フレーズ一致の場合、その文章全体が含まれる検索以外には、広告が表示されなくなります。そのため、「新宿・風景カメラマン」というフレーズが含まれるキーワードで検索されると、広告が表示されるようになります。 より一般的な「新宿・カメラマン」とだけ検索された場合には、「風景」というキーワードが含まれていないので、あなたの広告は表示されません。
さらに具体的にするには、単語やフレーズを角カッコで囲って完全一致キーワードに設定することもできます。「新宿・風景カメラマン」を「[新宿・風景カメラマン]」にするだけです。
この場合、「新宿・風景カメラマン・人気」という語句が検索されても、登録したキーワードと完全に一致しないため、あなたの広告は表示されません。
章末問題
広告ランクが高いと、広告枠内順位が上がる
関連性の高い広告とランディング ページを作成すると、ランキングが上がります。
いかがでしたか?
かなり基本的な内容が多いですが、「Googleがこう言ってる」というのは、クライアントや上司に対してプレゼンするためのよきエビデンスでもあるので、覚えておくといいでしょう。